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大阪・船場に幻のハーレーを見に行く会 その10
RMD Billetよりクールなガーターフォークがリリース

75FX bito号の整備 vol.20

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現れたフロントピストンは裏側に何のマーキング(刻印)も無いが、おそらく台湾製のリプレイス。
見る限り、圧縮が抜けてる形跡はない。

中のヘッドの焼けも軽いもの。オーバーヒートぎみだった車両はかなり焼けているものだ。

縦傷が多少見えるが、このくらいは全く普通で問題はない。
シリンダーの中の世界は、激しく厳しいのだ!(なんのこっちゃ?)

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色が違うところは磨耗痕。ピストンは楕円径になっていて、このように前後が磨耗するのだ。
深い傷もないし磨耗も少なく、ペーパーで軽く均せば再使用可能と判断。
無駄に部品を交換すれば、逆効果になるばかりでなく、場合によっては他の部品の寿命を
短くする事が多々ある。
せっかくリスクを犯してナラシが済んだピストンちゃんなのだ。

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リアピストン。
良く、マーキングを自分側にして組むという手順があるが、このピストンは(この年代は)
ピストンピンがオフセットされておらず、前後手前の方向性はない。
しかしながら、今回のようにピストンを再使用する場合は元の位置・方向に戻す必要がある。
オーバーサイズにボーリングする時もFに入れるかRに入れるか決めて、前後も決めてマーキング
して内燃機屋さんに加工に出さねばならない。
何もしなければ内燃機屋さんで決めてくれてボーリングしてくれるが、組み付け時は上がってきた
時と同じ位置・方向に組み付ける。

画像ではわかり難いが裏側に方向と位置をケガイてあります。

これが後期のドイツ製ピストンになるとピストンピンが偏芯されてオフセットされているので
方向性がある。

いずれの機会にショベルの代表的ナ純正ピストンを検証します。

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ピストンのサイズを計測します。
一番大きい前後のスカートの下の部分で計測する。 Fは87.01 Rは87.015 (5回平均値)


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ピストンのサイズをボアゲージで写し取り、ボアサイズを測る準備をします。


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ピストンクリアランスの簡単な方法はピストンのサイズにマイクロを固定し、その中にボアゲージを
入れてピストンのサイズでのボアゲージの最大示す所を覚えておいて、シリンダーに入れます。
で、覚えた値から針のフレ最大値を読み取れば、ボアサイズがピストンの大きさからどれくらい
大きいか分かります。このようにすれば面倒なボアゲージの0調整はいりません。
即、出してダイヤルゲージを適当につけて、速攻測れるというメリットがあります。
でもボアゲージは扱うには少しコツがいるかな・・。

で、ピストンクリアランスの結果はFが0.08〜0.085ミリ 。Rが0.09〜0.95ミリ。

少し広めかと思うかもしれないが、あたりの付いたクリアランスはこんなもん。
シリンダーを組み付け状態にすれば縮むのだ。 今は開放状態だからね。
このクリアランス結果の最大値はシリンダーの真ん中付近であった。

ではそのシリンダーの状態を見てみよう。^^

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色の違うところはピストンの稼動部分。指でなぞってもやはり段差は感じない。
0,02以上の磨耗なら指で感じることが出来るものだ。

おそらく皆さん気になっているシリンダーの傷は、車両の進行方向。だがこれくらいは
全く許容範囲。 先ほども言ったがピストンの後ろと前が当たって稼動している。
他はホボフローティング状態なのである。

爪で引っかかる傷だが深いものではなく、ここの下部部分の強い当たりは致し方ない。
手ペーパーで軽くホーニング予定。

ピストンさんの検証によると、トルクプレート
ボーリングしてあるなら大分緩和されていたはず。

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悪くない。


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               シリンダーからみた壁画 ^^         

                                         って、  なにやってんだろ、俺 。


つづく


大阪・船場に幻のハーレーを見に行く会 その10
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