Home » News 2008 » Magazines/Media » THIS PAGE
ショベルの継続車検レポート・本番(神奈川運輸支局)
いよいよ北海道へ出発

ボトルホルダー製作

 デュオグライドのガソリンタンク容量は3.25ガロンで、満タンにしても10リットルくらいしか入らない。図体はでかいのに最新のスポーツスターにも劣るこの容量のため長距離走行ではガス欠を心配しながら走ることもしばしばだ。

 キャンプギアをホワイトガソリンや普通のガソリンも使えるタイプにどんどん変えていく中、普段はキャンプ用の燃料ボトルとして使い、時には予備のガソリンタンクとしても使うためのボトルホルダを作りたくなった。

 いろんなショップで売られているものをチェックしてみたが、形としても機能としてももう少し自分にあったものが欲しい。そこで友人で旧車のサドルバッグの補修や革製品の製作をやってくれている友人、Somaさんにお願いしてみた。

 彼はいきなりのお願いに多少面喰ったようだが企画をおもしろがってくれた。

 「まず僕(Somaさん)のキャンプギアは、ランタン始めバーナーなどもカセットガスか電池用ばかりで、ホワイトガソリン等を入れるガソリンボトルという物を持っていませんでした。花園キャンプでお話を頂いたときも正直ちょっとイメージが掴みにくくて、その日僕は日帰りでたいして話も出来なかった事もあって本気で考え込んでいました。そんな折、友人のサドルバッグのメンテナンスの依頼があり、それは"チョッパーだからタンク容量が心配。ガソリンボトル入れも付けて欲しい"というオーダーでした。これはチャンス!と思って、現物を借りて試行錯誤を始めました。」

 まずは二人で話をしたのはバイクのどこにボトルを取り付けるかということだ。
 まず考えたのはリヤのクラッシュバー。これも左右では多少形状も違うし右足側はキックペダルと干渉するこをは避けないといけない。またシート下部という案もあったが、それは熱の問題と万が一オイルが漏れたりすることがあると大惨事になりかねないので却下した。

 「形としてまず頭に浮かぶホルダーはハーレー雑誌によく出る有名皮革ショップの物です。実際漏斗等も付属されているので、それはそれで良いものだと思いますけど、やはり"完全オリジナル"の物を欲しい人が僕に頼んでくれるのだから、その人だけの他で似た物すら売っていないような物が作りたかったという自分なりの拘りも少なくありませんでした。」

 デザイン案をいくつかフリーハンドのデッサンとして作ってもらいながら議論をした。私は実用性重視なリクエストをいつくか入れさせてもらって、それをデザインの中に入れてもらった。

 「当初は気負いが相当強かったと自分でも反省しましたが"見せる物ではなく使う物"という本来の用途を自分の中で再認識して、少し凝った物からシンプルで頑丈な物を作るという目標に変えました。ただし、ボトルの中味が引火性のモノである事、バイク、それも振動の激しい旧車のハーレーに縛りつけ走るという条件、そして、絶対に発生するオイルの飛び散りなどの汚れをクリーニングし易い凹凸の少ない形状...それらをぜんぶクリアするのは大変でしたね。」

 そして半年をかけた長い試行錯誤の積み重ねを経て、琵琶湖で旧車が集まるキャンプイベント会場でその試作品は彼の48パンに装着されてやってきた。
 大急ぎで作成された試作はテストのためガソリンの代わりに酒を入れ、長距離での耐性チェック中だったが、強度は十分でデザイン的にも使い勝手も悪くないので、それを基に改良てもらい納品してもらった。

 しかし取り付けてみると問題が起こった。48パンのリジッドフレームに装着されたクラッシュバーでフィッティングをチェックしてくれていたのが、実際に取り付けるのはデュオグライドのサイズの違うフレームだということが我々の意識から全く抜けていたのだ。仕方なくもういちど測り直したサイズを基にさらに修正を加えてもらいやっとピッタリのボトルホルダーが完成!

 「結果的に予備ガソリン用の太いモデル専用も作成出来たし、先に送った物も修正出来たので良かったですが、やはり素人です。実際のそのバイクが有り、取り付けるべき現物があり、そしてそれぞれの寸法をきっちり計ることでやっと、初めてピッタリの物が出来ると痛感しました。」

 今回の試行錯誤はいろんな意味でよい経験になったというSomaさんだが、取り付け位置の形状に完璧にフィットした形と考え抜かれた使い勝手、そして質感とデザイン、どこをとってもすばらしいモノを作ってくれました。自分の意見も入れてもらった完全オリジナルということで感激もひとしお。末永くこのバイクと一緒に大切に使っていきますよ!

(2008年8月発売のクラブハーレーに掲載)


ショベルの継続車検レポート・本番(神奈川運輸支局)
いよいよ北海道へ出発

PR